ノウハウ

【1】稼ぎのブロック

「お金の話はイヤらしい」
「稼ぐ、稼ぐって、なんか怪しい」

そんなふうに思っていませんか?

実は私も会社員時代は、ずっと稼ぎのブロックがかかっていました。

「お金がない」とか「お金が欲しい」とか、そういうことを言うのは恥ずかしいと思っていたし、「仕事って稼ぐためにやるものじゃない」っていう正義感を抱いていました。

なぜ、こういう発想になるのかというと、

お金=生活費・私利私欲のために使うもの

という考え方をしているからなんです。

会社員だと、たとえば、月に20万円のお給料をもらって、その中から家賃や光熱費や食費を出して、残った分を自分の娯楽などに使います。

なので、「収入が欲しい」=「自分が使えるお金を増やしたい」という考えになるので、お金=自分のため=イヤらしい、みたいな発想になってしまうのです。

しかし、起業家や経営者は全く異なる考え方をしています。

ビジネスとは、お客様の問題解決

お客様の悩みを解決したり、お客様により良いサービスを提供したり、そうやって誰かの役に立ち、誰かに喜んでもらい、その結果、お礼として「お金をいただく」んです。

つまり、起業家や経営者の考える「もっと稼ぎたい」とは、「もっと世の中の役に立ちたい」「もっと誰かの問題を解決したい」ということなんです。

稼いでいる人=世の中の役に立っている人 なんです。

そもそも、会社員としていただいているお給料だって、あなたが毎日会社に通勤して1日8時間働くから会社がお金をくれる、というものではありません。

会社が世の中に必要な価値(商品やサービス)を提供して、お客様がお礼としてお金を支払ってくれるから、売上が上がり、お手伝いしてくれた社員たちに利益の一部が分配されるのです。

「利益が出なければ給料なし」だって当然なのです。でもそれでは社員たちが困ってしまうから、経営者は必死に利益を出すことを考えるんです。

経営者や起業家は、自分が豪遊したいから稼ぐわけではないんです。

世の中に価値を提供し、誰かの役に立つこと、誰かの手助けをすること、社員やスタッフの生活を守ること、そういう気持ちで「稼ぐこと」に日々向き合っているんです。

なぜ稼ぐことにイヤらしさを感じてしまうのか、なぜお金の話を避けてしまうのか。

それは、単純にあなたがお金を「会社員としての給料」「生活や私利私欲のために使うもの」としか考えていないからです。

お金や稼ぎに対する見方を変えたら、あなたの価値観や行動もガラッと変わるかもしれませんね。